「最近の日中関係」(お知らせ)

2015/08/10

本年、中国国内では、9月3日が中国人民抗日戦争及び世界反ファシスト戦争勝利70周年の記念日とされ、とりわけ8月から9月にかけて、平素に比べ、日本や日中関係に対して特に高い関心が集まりやすい状況にあります。ただし、9月3日に北京で開催される記念式典について、中国政府は、現在の日本や日本人に向けられたものではない旨説明しています。また、2012年9月に発生したような大規模な反日デモがこの時期に発生するとの明らかな徴候は現時点において、確認されていません。

 北京においては、9月3日の記念式典や軍事パレード等に伴い、8月下旬から9月3日までを中心に、長安街付近を中心に相当の交通規制や厳重な警備が行われることが想定されるとともに、9月3日午前中は、北京首都空港及び北京南苑空港において航空機の発着停止措置がとられることなどが報じられています。なお、当館管轄区域内(広東省、福建省、広西チワン族自治区、海南省)では、北京のような大規模な式典等が開催されるという報道は現時点ではありません。

 在留邦人の皆様及び中国への渡航・滞在を予定されている方は、上述の点を念頭に置いた上で、平静を保ちつつ、中国での滞在、旅行を過ごされるようお願いいたします。

 当館では引き続き関連情報の収集に努め,随時在留邦人や中国に渡航される皆様に提供していきます。