１　台風９号（国際名：ラマスーン）は強い勢力を保ったまま，15日夜ルソン島ビコール地方アルバイ州付近に上陸し，16日未明から午前にかけてマニラ首都圏に接近する見込みです。日本の気象庁の発表によれば，16日午前3時の中心気圧は965ヘクトパスカル，最大瞬間風速は55m/sとされています。
　なお，今後同台風は，南シナ海を西北西に進み，中国の海南（ハイナン）島・トンキン湾に向かい，ベトナム北部方面に進むとの予報があります。

２　つきましては，同地域への渡航・滞在を予定されている方は，以下の関連ウェブサイトを参考にして最新の台風情報や現地の気象情報の収集に努め，台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える，あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等，災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。また，同地域に滞在中の方は，報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え，懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか，飲料水・食糧の備蓄，家族等への緊急の連絡先の通報，避難場所の確認等を行うとともに，必要に応じて安全な場所で待避する等の安全対策を講じてください。台風通過後も，地盤の緩みに伴う土石流・土砂崩れ・洪水など，予測できない二次災害が発生する可能性もありますので注意してください。

３　万一，災害に巻き込まれた場合は，現地の気象当局等が発表する警報等に従って安全確保に努めるとともに，日本の留守家族，最寄りの日本国大使館，総領事館又は出張駐在官事務所（下記連絡先）まで連絡してください。

　《　参考　》
　　日本気象庁（台風情報）　：　http://www.jma.go.jp/jp/typh/
　　フィリピン気象庁（PAGASA)：　http://www.pagasa.dost.gov.ph/
　　フィリピン国家災害リスク削減委員会（NDRRMC)：　http://www.ndrrmc.gov.ph/
　　中国気象局：　http://www.cma.gov.cn/
　　ベトナム国立気象センター（台風情報)：　http://www.nchmf.gov.vn/web/en-US/43/Default.aspx